ピアフ
舞台「ピアフ」鑑賞して参りました
大竹しのぶさん主演でした
中一と高一の芸術鑑賞会で舞台を観て
中一は別所哲也が主演のやつやったかな
高一は城田優のロミオとジュリエット
学校で一公演貸し切って(ビバ私学)観賞
中一は全く覚えてないけど
高一のんは城田優っていうんもあって
めちゃくちゃ楽しめたから
もっと舞台観たいなと思い続けて早数年
ようやく、しかも一番行きたかった
大竹しのぶの主演、、、
念願が過ぎてもう感無量でした
エディットピアフという
ノンフィクションの人生を演出した舞台
愛に溺れたような強烈なピアフの人生
でも彼女の溺れ方は飢えではなくて
むしろ逆、愛に溢れてるからこそのもの
男を取っ替え引っ替えして
プライドが高くて、気も強くて
ほんまに強烈なキャラクターやねんけど
ピアフは人に見捨てられへん人
放っとかれへんねやと思う
それは、危なっかしいから、だけではなく
周囲が根っこで彼女に惹かれてるから
彼女は女としても、人間としても
自分というジャンル?で生き切ってて
例えば顔が変わっても
声が変わっても
ピアフやと証拠になるようなものがある
環境が変わっても、国とかね
ピアフとして生きていける
そこに常識とか習慣は邪魔せーへんねんな
女の子らしい、とか
アメリカナイズされたね、とか
そういう既存の枠にハマる訳がないのが
ピアフの生き方
そしてやっぱり愛っていうのは
時に自分がその枠から出るのを躊躇わへん
ドライな程に完璧な利他性
愛する人にとって
自分がマイナスの存在と分かった途端
しかも第三者の立場からちゃんと見てよ
もう、あまりにあっさり別れを決められる
もちろん愛してたから傷付くんやけど
その決意が揺らぐことはない
その選択が、その愛する人にとって
ベストなもんなんがもう分かってるから
ピアフは愛に豊か過ぎる
ほんで、愛してた人がいて
その人を失ったとしても
別の人をまた百で愛することができる
こういうところも愛に溢れてるなと思った
そんな感じで、私の感想でした
私は舞台に全く知識はないねんけど
演出ってこんな凄いもんなんか
私ら、初めに座ったとこから
一歩も動いてないのに
場所も角度もガンガン変わっていく
そういう設定、とかではなく
ほんまにそう感じる
嵐にしやがれで、櫻井翔くんが
セット回転しやがれー!
みたいなん言うたら回転するやつあるやん
(今もあるんかな?分からん)
あれに乗ってるみたいに感じた
場面場面では、
照明って凄いなーとひたすら思っとった
影での演出が多かったんやけど
こうやってCGに見劣りせん
ならではの雰囲気を作るんかと感動した
ただ、影だけを写す演出のとこで
座席の関係で影を作るために
ポーズつくっとんがずっと見えてて
それはだいぶジワジワきてた
個人的には、戦争終わりのシーンと
マルセルの最期のシーンが好きでした
あとラストシーンと
私らが観客の役になるところも良かった
マルセルの最期は嫌いな人おらんやろな
上手過ぎるもん
そしてやっぱり、大竹しのぶはバケモン
「それでも、生きてゆく」で
風間俊介くんとの取っ組み合いのシーンを
見たことをキッカケに
大竹しのぶの舞台観たいって
思っとったんやけど
ヤク中やねんけど、注射するシーン
見てられへんかったもんな
歌のシーンも、大暴れするシーンも
あんな小柄やのに
どうやったらあんな迫力が生まれるんや
黙っとっても圧倒的な存在感
震えました
忙しくなくなったらまた観に行きたい
/22:42
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