食べる女
「食べる女」、観ました
主演がキョンキョンってだけで気になるのに
鈴木京香、沢尻エリカ、山田優などなどと
あまりに華やかなお名前が並んでて
キニナル〜も爆発して行ってきました
あら(過ぎ)すじを言うと、ご飯とオトコ
価値観も生き方も違う女たちが
美味しいご飯に関わりながら
美味しい恋愛をする(ようになる)話
女性にとってご飯とオトコって
どっか両極におるようなイメージがあって
(もちろん自分にとってのご飯ね)
外見的な美しさってオトコには近付くけど
ご飯からは遠ざかるやん、太るから
でも、ほんま曖昧な言葉しか出てこんけど
そんなプラスとかマイナスじゃなくて
オトコ×ご飯×オトコ×オトコ×ご飯、、、、
みたいに、カケル、カケル、カケルで
自分という女を作りたいようなことを感じた
女性はやっぱり男性に比べて多様に思う
それは選ばなあかんことが多いからで
結婚するのかしないのか
子どもは産むのか産まないのか
仕事をするのかしないのか
生き方が途方もないくらいに多様で
一つ選ぶ度に他の一切を捨ててきて
考えて選んできたからこそ
各々の、一つ一つの価値観が生まれて
オトコに頼って生きるのも一つ、
オトコに頼らずに生きるのも一つやし
オトコに頼られて生きるのも一つ、
オトコを利用しながら生きるのも一つで
オトコと寄り添って生きるのも一つ
女の人って、例えば隣におる女の
全ての価値観は理解できへんねやと思う
女の人は「共感」で繋がりがちやけど
そりゃ、上手くいかんよねって思った
「美味しい」っていうのは
自分が何を求めてるかを理解すること、
だから手を抜くなよ女ども
って言葉が劇中で出てきたんやけど
これは好きやなと思った
自分が求めてるもの、
それを適切に得ることで美味しいが生まれる
だからある人にとっては
刺激のある恋愛が美味しいで
ある人にとっては
安定のある恋愛が美味しい
ゆっくりとステップを踏んでいくような
優しくて安定感のある恋愛が
誰にとっても美味しいわけじゃ無い
それをちゃんと認めようぜ!っていう
その人にはその人の美味しいことがあって
私には私の美味しいことがある
どちらが正しい、正しくないは無い
だから嘘をつくべきじゃない
自分にとっての美味しいを見極めて
美味しそうに従って、美味しいを生む
私には全くもって理解できへん恋愛観が
世の中にはわんさか漂ってるけど
それは私にとって美味しくないだけで
誰かにとっては美味しいもの
私の美味しいを理解できん人も勿論おる
分からなくてよくて
分からへんのが当たり前で
理解できない考えが在ることを認めること
そうすれば女は女といることに
とんでもない刺激と魅力を感じるやろうし
逆に、そうじゃなれけばきっと
女は女と生きていかれへんねやと思う
やからラストに前田敦子が
優しくて安定してて将来を考えてくれてる
「ぬるい」彼氏と別れを決めたことも
金髪妻がクソ旦那と別れ切らんかったことも
沢尻エリカがバッサリ「分からん」と言って
それをキョンキョンと鈴木京香が
「分からなくても良いの」と言ったことも
この考えが効いてるんやと思う
あと山田優の役の女性の生き方が凄く独特で
よそに好きな女ができたことを理由に
離婚した旦那さんとの間に
離婚してからつくった子がおるねんな
「人を好きになる気持ちも性欲も
抑えられるものじゃない
私は元旦那としかしたいと思わないし
元旦那との子供が欲しい
好きなものだけに囲まれて生きたい
ダメかな、そういうの」
的なことを言うてた、スーパーうろ覚え
まあこの例は若干極端にしても、
どんな生き方も
その人の人生をかけた生き方で
惜しみながら捨てた別の選択があるから
そういうんを
感覚的に尊重できるようになりたいと思った
とにかく素敵過ぎるほど素敵な映画で
あー、これ一生みてたいわーって思った
帰りに原作も買っちゃった
ストーリー関係ないところで言うと
沢尻エリカがめちゃくちゃセクシーやった
あと、前田敦子と勝地涼が飲み友達役やった
主要キャストの女性陣がみんな
いつかの時代の
あるジャンルのトップにおったような人で
しかもみんなひとクセありそうで
素晴らしいキャスティングやなと思った
キョンキョンが前田敦子の頭を
ポンポンって撫でてるのとか見ると
うっひょ〜〜〜〜!!!!ってなりました
夜中の卵かけご飯の罪悪感すら
味わえるようになったら
女として大人になれたんかもしれへんね
/この時間にうたた寝してしまった日の夜は眠れない地獄、22:07
4コメント
2018.09.26 03:36
2018.09.26 03:30
2018.09.26 03:28